TOEFLの試験が難しいのは、学校の中間・期末試験などと違って出題範囲が決まっていないことや、英語の
実力だけでなく、生物・化学・天文学・政治学・歴史などの特殊トピックの知識も試されることにあります。
英語全般の基礎力、単語力だけでなく、広範な知識のストックが必要となるわけですが、すべてを一からコツコツ勉強していては膨大な時間がかかることになります。
勿論、易しいことから順番にステップアップしていく努力も大事ですが、決められた期限内に点数の結果を求められるのであれば、いかに効率良く勉強するべきかを考えなくてはいけません。
TOEFLに「出題範囲」はありませんが、「出題傾向」はあります。
実際、何回も試験を受けていると同じ問題が出てきます。
この傾向を知って対策するために、何度も受験していてはお金が幾らあっても足りませんし、自分でその傾向を正しく分析して次のテストに活かせるかは疑問です。
どこでどう間違えたのか、出来たつもりだったのに点数が低かったのは何故なのか分からない、という受験者の嘆きは良く耳にします。
答えの間違え方を客観的に評価してもらって改正していかないと、何度も同じ間違いの繰り返しで点数はなかなか上がりません。
英語の基礎問題集を解いて正解、不正解だけチェックしているようでは、本番テストでは「使えない」準備です。
常に本番レベルの問題で、TOEFLではどういった聞かれ方をするのか、どう答えるべきか、どう選択肢を絞るのかといった実践訓練を繰り返して、「試験慣れ」することが一番の近道です。
語学留学で先に渡米したほうがTOEFLの点もすぐに伸びるなんて思っていたら、大きな間違いです。
TOEFLはある意味特殊な出題傾向のテストですので、アメリカの中学、高校に行っている帰国子女ですら大学進学のためのTOEFLの点数が取れないからと、夏休みに帰国してTOEFL予備校に指導を仰ぎに来ます。
外国人、特に日本人がTOEFLのどこが苦手で、どうしてその問題に答えられないかは、しょせんアメリカ人や英語を母国語にする教師には分かり得ないので、的外れな指導をしているパターンが多いのです。
TOEFLのスコアアップは国内で十分可能です。
適切な準備と対策さえ続ければ、スコアアップのコツとともに、点数の為だけではない英語力も同時に伸びていき、それが留学時に活きてくるのです。
その「適切な準備と対策」というのがなかなか難しいので、これは経験者に頼るのが一番です。
無駄な時間を浪費しないよう、初期にTOEFL高得点取得者(純ドメ日本人)、TOEFL専門の予備校の指導を上手に利用されることをお勧めします。

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